コラム

2017.12.12
ランドセルの品質はどんなところを見ればいい?ランドセルの品質を確認する方法
ランドセルは6年間使う大切なものです。だからこそ選ぶときに悩む方も多いのではないでしょうか?

卒業までしっかり使えるものを選んであげたいというのが親心というもの。そこで、あまり知られていないランドセルの品質という観点から、その品質の確認方法までご紹介します。

ランドセルの品質は素材にこだわりがある

ランドセルを購入したことがある方も、その品質については知らないことも多いと思います。まずはランドセルに使われる素材と、その特徴からご紹介します。

ランドセルに使われている素材は大きく分けて3つあります。

1つ目は、人工皮革のクラリーノと呼ばれるものです。こちらは合成繊維やウレタンを合成させて作られている合成皮革です。軽さと丈夫さを合わせ持つだけでなく、価格的にも安くなります。

スポーツ用品などにも使われるほどで、定番でありながら長持ちするので人気です。ランドセルの約8割はクラリーノで作られています。

2つ目は、牛革です。牛革は本革の種類としては身近なものだといえます。本革ならではの手触りと風合いで、品質を求める人に人気です。耐久性にも優れていますが、クラリーノに比べて重い特徴もあり価格も上がります。

3つ目は、馬の革であるコードバンです。特徴としては牛革と同じです。ですが、馬の革は最高級素材とされているため品質は牛革と比べても別格と言えるでしょう。革の密度がとても高いため、牛革よりも重さが増します。価格も牛革より高級品となります。

この3つが現在作られているランドセルの代表的な素材です。軽さを求めるならクラリーノ、品質を求めるなら牛革やコードバンとなります。重さと品質と価格は、クラリーノ・牛革・コードバンの順に上がっていきます。

ですが、クラリーノが安いからと言って作りが弱いわけではありません。どの素材もこだわって作られていて、6年間を共にするために選ばれた素材となっています。

ランドセルの品質はじつは作り方に現れている

ランドセルは、ただ型に沿って切った素材を縫って組み立てているわけではありません。

長年の経験を積んだ職人の手によってはじめて立派なランドセルが仕上がります。良い素材だけでは6年間を共にできるランドセルは作れないのです。職人の技術もランドセルの品質の一部と言えるでしょう。そこで、職人だからこそ出せる品質をご紹介します。

まずはランドセルの中心となる芯材です。芯材は固すぎれば折れてしまいます。逆に柔らかすぎると強度面が落ちてしまいます。なので、ベストな厚みと硬さの芯材を重ねることで軽いだけでなく丈夫さまで作り上げています。

ランドセルの角に、余った生地が折りたたんで縫われているのを見たことがあるでしょう。切り込みを入れて縫った方が早いのですが、わざわざ織り込むのには理由があります。

これはただ織り込むのではなく、等間隔に織り込まれています。切らずに等間隔に織り込むことで、見た目の美しさを表現し強度まで上げているのです。

ミシンの縫い目にも秘密があります。ランドセルの縫い目が綺麗に揃っていると思ったことがある人もいるのではないでしょうか?製品として出している以上当然と思う人もいると思います。

ですが、この綺麗な縫い目も丈夫なランドセルの品質として必要不可欠なものです。ランドセルの縫い目は全て等間隔で縫われています。カーブの部分も職人技によって等間隔でなめらかなカーブを描いています。

ランドセルの縫い目は丈夫さに直結してしまいます。縫い目を等間隔にすることで見た目も綺麗ですが、丈夫さを保つためにも等間隔でなければいけません。

縫うということは生地に穴を開けるということです。この穴の間隔が乱れているだけで、ランドセルの丈夫さは落ちていきます。しっかりと6年間使える丈夫さを保つためにも、縫い目は等間隔でなければいけないのです。

このように、目に見えるところにもランドセルの品質はしっかりと現れています。

ランドセルには品質補償がついている

ランドセルには補償サービスが用意されているメーカーもあります。現在ではほとんどのメーカーがこちらのサービスを提供しているようですが、ランドセル選びでとても重要なので購入の際には確認するようにしましょう。

補償サービスが付いていても注意するべき点があります。それは無償と有償があるということです。補償がついているから不良扱いで直してもらえると思っている人が多いようです。確かに修理はしてもらえますが、理由により変わってきます。

無償での対応は、素材や金具などの劣化によるものが大半のようです。遊んでいたり、雑な扱いで付いた傷などは有償になってしまいます。他にもペットを含めた動物による傷やストーブなどの熱での焼け跡も有償になります。

補償サービスがあるからといって雑に扱うのはやめましょう。6年間使い続けるからこそランドセルを大切に使うことも良い品質で使い続けるために必要なことです。